FACE-Q Aestheticsモジュール各スケールの収束的妥当性の確立
総合: 68.5革新性: 6インパクト: 7厳密性: 7引用可能性: 8
概要
国際オンラインコホート(n=1259)で、複数のFACE-Q Aesthetics外観スケールはMERZ患者尺度と十分な収束的妥当性を示し、「顔全体」「頬」では不十分でした。低侵襲の顔面審美治療アウトカム評価における特定FACE-Q尺度の有用性が支持されました。
主要発見
- 低侵襲顔面審美治療を受けた成人1,259例がFACE-Q 11尺度とMERZ 12尺度を回答。
- しわ(複数部位)、下顔面・下顎線、唇のFACE-Q尺度はMERZ患者尺度と十分な収束的妥当性を示した。
- FACE-Qの「顔全体」「頬」尺度は事前規定の妥当性基準に達しなかった。
臨床的意義
低侵襲顔面治療後の評価には、収束的妥当性が示されたFACE-Q外観スケール(しわ、下顔面・下顎線、唇など)を用い、「顔全体」「頬」スケールの解釈は慎重に行うか、追加検証を検討すべきです。
なぜ重要か
妥当化された患者報告アウトカムは、美容領域の厳密な臨床研究と比較効果研究の基盤です。本研究は尺度選択と解釈に指針を与えます。
限界
- オンライン自己選択サンプルによる選択バイアスの可能性
- 臨床アウトカムや経時変化(反応性)を伴わない横断研究デザイン
今後の方向性
多様な集団を対象とした前向き研究により、反応性、最小臨床的重要差、医療者・観察者評価との妥当性を検証する必要があります。
研究情報
- 研究タイプ
- コホート研究
- 研究領域
- 診断
- エビデンスレベル
- III - 測定相関の妥当性を検証する観察的横断コホート
- 研究デザイン
- OTHER