上顔面における同期型ラジオ波と高強度顔面電気刺激(HIFES)の効果
総合: 68.5革新性: 7インパクト: 7厳密性: 7引用可能性: 6
概要
非無作為化前向きコホート(n=37)で、同期型RF+HIFESは前額・外眼角のしわを有意に軽減し、24週時点で眉位を2–3 mm上昇させました。前頭筋および皮下脂肪の厚みは変化せず、3D画像・筋電図・超音波で客観的に裏付けられました。
主要発見
- 4・16・24週の各時点で前額および外眼角のしわが有意に改善(すべてP<.001)。
- 24週時点で内側/中央/外側の眉位が3.18/3.02/2.27 mm上昇(P<.001)。
- 24週時点で前頭筋および皮下脂肪の厚みに有意な変化なし。
臨床的意義
前額部および外眼角しわに対し、注入療法の禁忌や忌避がある患者には非侵襲的な選択肢として同期型RF+HIFESを提案できます。4〜24週のフォローで客観的画像評価を行い反応をモニタリングします。
なぜ重要か
本研究は、上顔面若返りにおける注入療法の非侵襲的代替として、24週まで持続する定量的効果を示しました。注入に伴うリスクを避けたい患者に選択肢を広げる可能性があります。
限界
- 対照/シャム群のない非無作為化デザイン。
- 単群・症例数が比較的少なく(n=37)、一般化可能性に制約。
今後の方向性
より大規模な無作為化シャム対照試験と標準化アウトカムで検証し、用量反応、24週以降の持続性、神経筋活動と臨床効果の機序的関連を解明する必要があります。
研究情報
- 研究タイプ
- コホート研究
- 研究領域
- 治療
- エビデンスレベル
- III - 対照群のない前向き非無作為化コホート
- 研究デザイン
- OTHER