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多植物濃縮粉末による皮膚美白の改善:二重盲検ランダム化プラセボ対照臨床試験

Journal of cosmetic dermatology2025-02-10PubMed
総合: 71.0革新性: 7インパクト: 6厳密性: 8引用可能性: 6

概要

12週間の二重盲検RCT(n=60)で、当該製剤はプラセボに比べ血中抗酸化指標を有意に改善し、皮膚の明度と斑点数に控えめな改善を示した(いくつかの皮膚指標は境界的有意)。

主要発見

  • 12週間・60例の二重盲検ランダム化プラセボ対照試験(NCT05988567)。
  • TEAC・SOD・GPxがプラセボ群に比べ有意に上昇(p<0.01)。
  • 皮膚明度(L*)とITA°は8週から上昇(p<0.1)、斑点は8週・12週で減少(p<0.1)。
  • 紅斑(a*)としわは12週で群内低下を示したが、群間差は有意ではなかった。

臨床的意義

多成分ニュートラシューティカルの美白目的での慎重な活用を支持するが、効果は控えめで一部指標は境界的有意であることを説明し、より大規模・長期試験の結果を待つべきである。

なぜ重要か

観察研究や非対照試験に偏りがちなニュートリコスメ領域に、無作為化臨床エビデンスを提供するため。

限界

  • 症例数が少なく、追跡期間が短い(12週間)。
  • 主要な皮膚指標の一部は境界的有意(p<0.1)に留まり、解釈に限界がある。
  • 製剤の詳細や皮膚フォトタイプ間の汎用性が十分に示されていない。

今後の方向性

多民族・長期の大規模RCTを実施し、フォトタイプ層別化と機序バイオマーカー(メラニン指数、組織学など)を含めて有効性・安全性を検証する。

研究情報

研究タイプ
ランダム化比較試験
研究領域
治療
エビデンスレベル
I - 無作為化・二重盲検・プラセボ対照の臨床試験
研究デザイン
OTHER