中国人成人におけるオトガイ下脂肪減少のためのMEI005の有効性・安全性を評価する多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験
総合: 82.5革新性: 8インパクト: 7厳密性: 9引用可能性: 8
概要
中等度〜重度のオトガイ下脂肪を有する中国人成人325例の多施設共同第III相RCTで、MEI005はプラセボに比べて医師・患者双方の評価改善およびMRI体積減少で有意な効果を示しました。有害事象は主に軽度〜中等度であり、オトガイ下の非侵襲的輪郭改善の選択肢を支持します。
主要発見
- CR-SMFRSおよびPR-SMFRSで同時に2段階以上改善:MEI005で18.9%、プラセボで1.8%(P<.001)。
- MRIでオトガイ下脂肪体積10%以上減少:MEI005で50%、プラセボで15.2%(P<.001)。
- ノギス測定の厚み減少:MEI005で21.42%、プラセボで6.32%(P<.001)。
- 患者報告の心理的影響と満足度はMEI005でより改善;有害事象は主に軽度〜中等度。
臨床的意義
MEI005はオトガイ下脂肪減少に対する吸引の代替として、安全で最小侵襲の選択肢となり得ます。皮膚弛緩のモニタリングを行い、医師・患者評価の両面での改善を目標に施行回数を調整すべきです。
なぜ重要か
本RCTはデオキシコール酸注射の地域特異的エビデンスを提示し、中国での承認・実装に道を開く可能性があります。MRIなどの客観的指標と患者報告アウトカムを併用しています。
限界
- 主要評価は治療後12週時点であり、長期持続性や皮膚弛緩への影響は未確立。
- 中国人成人以外への一般化可能性は不明。
今後の方向性
長期持続性、最適な投与スケジュール、皮膚弛緩への影響を評価し、他の非手術的治療との直接比較や対象集団の拡大検討が望まれます。
研究情報
- 研究タイプ
- ランダム化比較試験
- 研究領域
- 治療
- エビデンスレベル
- I - 第III相の無作為化二重盲検プラセボ対照試験による高水準エビデンス。
- 研究デザイン
- OTHER