化粧品美容液とナノチップ・タッピングの併用による非侵襲的な化粧品効果増強
総合: 68.5革新性: 7インパクト: 6厳密性: 7引用可能性: 7
概要
60名・8週間のスプリットフェイス試験において、ナノチップ・タッピング機器は、美容液単独と比べて、しわ・小じわ・輝き・水分量の改善を有意に増強し、角質層の完全性を損なわないことが示されました。被験者は使いやすさと有益性を報告しました。
主要発見
- スプリットフェイス試験(n=60)で、美容液単独でも8週間後に各評価項目で有意な改善(p<0.001)がみられた。
- 美容液とナノチップ・タッピング機器の併用により、しわ全体の減少、鼻唇溝の平滑化、ハリがさらに増強した。
- 角質層の完全性に有害事象はなく、使用受容性と主観的有益性が高かった。
臨床的意義
ナノチップ・タッピングは外用抗加齢レジメンの効果を安全に高め得ると助言可能ですが、製品・機器固有性と長期効果の検討が必要です。
なぜ重要か
非侵襲・在宅文脈での機器と化粧品の相乗効果を客観的改善と安全性の双方で示し、製品開発や臨床指導に資するため重要です。
限界
- 無作為化・盲検化の記載がなく、バイアスの可能性
- 単一の製品/機器のみであり、一般化可能性と長期持続性は不明
今後の方向性
無作為化・盲検化スプリットフェイス試験の長期追跡、機器パラメータ最適化、各種処方や皮膚タイプに跨る検証が望まれる。
研究情報
- 研究タイプ
- コホート研究
- 研究領域
- 治療
- エビデンスレベル
- III - 非無作為化のスプリットフェイス比較コホート
- 研究デザイン
- OTHER