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RelabotulinumtoxinA即用液剤による眉間皺の改善と満足度に関する患者報告アウトカム:第3相READY-1試験

Aesthetic surgery journal2025-04-17PubMed
総合: 79.5革新性: 7インパクト: 7厳密性: 9引用可能性: 8

概要

6か月間の二重盲検多施設第3相試験で、即用液型ボツリヌス毒素Aは眉間皺の患者報告レスポンスをプラセボより大幅に上回り、効果は6か月まで持続した。自然な仕上がり、満足度の向上、心理的ウェルビーイングの改善が報告された。

主要発見

  • GL‑SLAの≥1段階改善レスポンダー率はrelaBoNT‑AでDay7:97.2%、1か月:97.7%、3か月:90.0%、6か月:71.0%、プラセボで18.9%、26.8%、27.5%、22.4%(P<0.001)。
  • GAISレスポンダー率はrelaBoNT‑Aで74.3%~98.1%、プラセボで9.0%~16.2%。
  • FLTSQは外観モジュールで≥62.5、治療満足度モジュールで≥83.0と、プラセボ(≤49.8、≤36.8)より高値。
  • 自然な仕上がり(≥83.3%)と表情時の自信(≥75.7%)が報告され、FACE‑Qウェルビーイングは+11.0~13.7(プラセボ+0.6~4.5)改善。

臨床的意義

中等度~重度の眉間皺に対する即用液型ボツリヌス毒素Aの使用を支持し、6か月にわたる高い満足度と自然な外観を示す。既存製剤との直接比較が治療選択の一層の指針となる。

なぜ重要か

新規即用液型神経調節薬の有効性と自然な仕上がりを高品質な無作為化試験で示し、製剤選択や患者説明に影響する可能性が高い。

限界

  • 他のボツリヌス毒素A製剤との直接比較がない
  • 患者報告アウトカム中心で、客観的指標や6か月以降の長期持続性は詳細不明

今後の方向性

既存製剤との直接比較RCT、6~9か月超の持続性、免疫原性、肌質や年齢層を超えた実臨床有効性の検証が必要。

研究情報

研究タイプ
ランダム化比較試験
研究領域
治療
エビデンスレベル
I - 質の高い無作為化二重盲検多施設臨床試験
研究デザイン
OTHER