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VYC-25Lは中国人成人におけるオトガイ後退の矯正による顎・下顎ライン改善に安全かつ有効である

Aesthetic surgery journal2025-04-18PubMed
総合: 71.0革新性: 7インパクト: 6厳密性: 8引用可能性: 6

概要

ランダム化多施設第3相試験(n=148)で、VYC-25Lは24週のオトガイ投射(G–Sn–Pog角)の改善が無治療対照に比べ有意であり(2.97°対0.09°、P<.0001)、52週まで持続しました。患者・医師評価(CACRS、GAIS、FACE-Q)も著明に優れ、安全性は注射部位反応の大半が軽度〜中等度でした。

主要発見

  • 主要評価項目達成:24週のG–Sn–Pog角変化はVYC-25Lで2.97°、対照0.09°(P<.0001)、改善は52週まで持続。
  • CACRS応答(78.7%対18.8%)とGAIS応答(92.6%対4.2%)はVYC-25Lが優越し、FACE-Qのオトガイ満足度も高値(70.4対34.9)。
  • 施術時疼痛は低く(平均2.6/10)、注射部位反応は主に軽度~中等度で安全性は良好。

臨床的意義

VYC-25Lは1年程度の持続性と計測可能な形態改善、良好な満足度が期待でき、オトガイ後退矯正の選択肢となります。一般的な軽度〜中等度の注射部位反応のモニタリングが必要です。

なぜ重要か

オトガイ後退に対する非外科的治療の有効性・持続性を高い質で示し、審美医療の実践と患者説明に資するため重要です。

限界

  • 対照が偽処置や能動対照ではなく無治療であり、評価は非盲検の可能性が高い
  • 外的妥当性は中等度〜高度のオトガイ後退を有する中国人成人に限定される可能性

今後の方向性

他の充填剤やインプラントとの直接比較試験、盲検評価、集団の拡大により一般化可能性と長期安全性を検証する。

研究情報

研究タイプ
ランダム化比較試験
研究領域
治療
エビデンスレベル
I - 客観的主要評価項目を有するランダム化比較試験
研究デザイン
OTHER