美容外科における標準化フラクショナル超パルスCO2レーザープロトコールによる手術部位感染の減少と瘢痕指標の改善:5施設後ろ向きコホート研究
総合: 70.0革新性: 7インパクト: 7厳密性: 7引用可能性: 7
概要
5施設・562例の美容外科手術で、標準化された3段階フラクショナルCO2レーザーは、IPTW調整後に微生物学的に確認されたSSIの減少と瘢痕の改善に関連しました。周術期に実装可能で、広範な導入が見込まれます。
主要発見
- 5施設コホート(n=562)で、324例に3段階の標準化フラクショナル超パルスCO2レーザーを実施。
- IPTW調整後、レーザー施行は微生物学的に確認されたSSIの減少と瘢痕指標の改善に関連した。
- EMRによる適格性判定と標準化抗菌薬下で、複数の美容外科手技にわたり実装可能性を示した。
臨床的意義
標準的抗菌薬に加え、切開前・閉創直後・術後10日の3段階フラクショナルCO2レーザーの導入を検討すると、感染低減と瘢痕改善が期待できます。日常診療への導入には前向き検証が必要です。
なぜ重要か
多様な美容外科手技に共通するSSIと瘢痕不良という課題に対し、実装可能で拡張性のあるプロトコールを提案します。
限界
- 後ろ向き観察研究であり因果推論に限界があり、残余交絡の可能性がある。
- 効果量やサブグループ結果の詳細が抄録では不十分。
今後の方向性
術式別・病原体別の効果量を定量化する前向きランダム化試験、費用対効果と患者報告アウトカムの長期評価が必要。
研究情報
- 研究タイプ
- コホート研究
- 研究領域
- 予防
- エビデンスレベル
- III - IPTWで調整した多施設後ろ向き観察コホート
- 研究デザイン
- OTHER