APTOS糸による非外科的耳介矯正の有効性と安全性:後ろ向き研究
総合: 68.5革新性: 7インパクト: 7厳密性: 7引用可能性: 6
概要
250例(500耳、7–67歳)でEAR-Qは1カ月・1年に有意改善(p<0.001)を示し、GAISは1カ月90%、1年87%で優れた結果でした。重篤な有害事象はなく、血腫・感染・瘢痕は認めず、疼痛・しびれは1年で消失しました。
主要発見
- EAR-Qの外観、外観苦痛、心理・社会機能がベースラインから1カ月・1年で有意に改善(p<0.001)。
- GAISは1カ月90%、1年87%で卓越/非常に良好な結果を示した。
- 血腫・感染・瘢痕はなく、一過性の疼痛・しびれは1年で消失した。
- 局所麻酔下で幅広い年齢層に有効で、18歳未満41例を含んだ。
臨床的意義
ダウンタイムが短く自然な輪郭を希望する適切な患者に糸による耳介矯正を提案可能です。標準化手順と術者トレーニングが成績向上に寄与します。
なぜ重要か
大規模症例・1年追跡で高満足・低合併症の非侵襲的代替療法を示し、手術的耳介矯正に対する臨床選択肢を拡大します。
限界
- 対照群や手術群との比較がない後ろ向きデザインで、選択・報告バイアスの可能性がある。
- 単施設・術者依存の結果で外的妥当性に限界がある。
今後の方向性
手術的耳介矯正との前向き多施設比較、1年以降の持続性、費用効果分析、変形タイプや年齢層別の成績評価が求められます。
研究情報
- 研究タイプ
- 症例集積
- 研究領域
- 治療
- エビデンスレベル
- IV - 検証済み患者報告指標を用いた単施設後ろ向き症例集積研究。
- 研究デザイン
- OTHER