高リスク早期乳癌の乳房温存治療における手術腔への同時対順次線量ブースト:NRG/RTOG 1005 第III相試験
Journal of clinical oncology : official journal of the American Society of Clinical Oncology•2026-05-12•PubMed
総合: 78.0革新性: 6インパクト: 0厳密性: 0引用可能性: 0
概要
2,255例を対象とした第III相RCTで、全乳房照射中の同時ブーストは同側乳房再発に関して順次ブーストに非劣であり、毒性・整容性は同等で、全治療期間は短縮した。
主要発見
- 同時ブーストは同側乳房再発において非劣性(HR 1.31[90% CI 0.84–2.04])を達成した。
- 5年・7年IBRは順次群(2.1%、2.2%)と同時群(1.9%、2.6%)で同程度であった。
- 同時ブーストで毒性・整容性の悪化はなく、全治療期間は短縮した。
臨床的意義
高リスク早期乳癌の乳房温存治療において、同時ブーストの採用により腫瘍制御と整容性を維持しつつ治療期間を短縮でき、患者利便性と資源活用の改善が期待できる。
なぜ重要か
大規模かつ高品質なRCTであり、整容性や腫瘍制御を損なわずに治療短縮を可能にする放射線治療の実践を直接規定する。
限界
- 非劣性マージン設定とイベント数の少なさによりIBRの微小差検出に限界がある
- 高リスク患者および特定のWBIレジメン/技術に限定されるため一般化に制約がある
今後の方向性
患者報告アウトカムや費用対効果の評価、より広いリスク群や各種短期分割照射への適用性検証、部分乳房照射戦略との統合の検討が望まれる。
研究情報
- 研究タイプ
- ランダム化比較試験
- 研究領域
- 治療
- エビデンスレベル
- I - 長期追跡を有する高品質な第III相無作為化非劣性試験
- 研究デザイン
- OTHER