小児における意識消失のためのレミマゾラムのED50およびED95:麻酔導入用用量探索研究
総合: 74.0革新性: 7インパクト: 7厳密性: 8引用可能性: 7
概要
120例の年齢層別用量探索研究により、レミマゾラムの意識消失に対するED50/ED95が推定された。小児の単回ボーラス導入では約0.45–0.60 mg/kgが有効用量域と示唆され、循環動態および呼吸の安全性が規定どおり監視された。
主要発見
- 1–12歳の小児120例で偏りコイン法アップ・アンド・ダウンデザインにより意識消失のED50/ED95を推定した。
- 小児の単回ボーラス導入では約0.45–0.60 mg/kgの用量が支持された。
- 副次評価として低血圧、呼吸抑制、有害事象の監視が事前に規定された。
臨床的意義
小児麻酔導入の初期ボーラスとして約0.45–0.60 mg/kgのレミマゾラム使用を支持し、低血圧や呼吸抑制への厳密な監視を推奨する。
なぜ重要か
超短時間作用型ベンゾジアゼピンであるレミマゾラムの小児導入用量に関する重要なエビデンスギャップを埋め、実践的な年齢層別用量指針を提供する。
限界
- 抄録が途中で切れており、正確なED50/ED95値や安全性イベント率の詳細が不明である。
- 単回ボーラスの薬力学に限られ、維持投与や覚醒プロファイルは検討されていない。
今後の方向性
多施設でのED50/ED95再現性検証、維持戦略と覚醒プロファイルの確立、標準薬との無作為化比較試験が望まれる。
研究情報
- 研究タイプ
- コホート研究
- 研究領域
- 治療
- エビデンスレベル
- II - 対照群のない前向き介入的用量探索で、ED50/ED95の推定が堅牢。
- 研究デザイン
- OTHER