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侵襲的人工呼吸管理下の小児に対する吸入イソフルラン鎮静(IsoCOMFORT):多施設・無作為化・能動対照・評価者マスク化・非劣性第3相試験

The Lancet. Respiratory medicine2025-07-19PubMed
総合: 84.0革新性: 8インパクト: 0厳密性: 0引用可能性: 0

概要

多施設・評価者マスク化非劣性RCTにおいて、吸入イソフルランは静注ミダゾラムと比較してCOMFORT-B目標鎮静域内滞在時間の非劣性を示した。重篤な有害事象は群間で同程度であり、治療関連死亡は認められなかった。

主要発見

  • 非劣性達成:COMFORT-B目標域内滞在時間の差は6.57ポイント(95% CI -8.99~22.13)で非劣性マージン内。
  • 目標鎮静滞在時間:イソフルラン68.94%、ミダゾラム62.37%。
  • 重篤な有害事象はイソフルラン31%、ミダゾラム24%で、いずれも治療関連とは判断されず、重度低血圧は各群1例、治療関連死亡はなし。

臨床的意義

イソフルランはミダゾラムの代替として、人工呼吸管理下小児の目標鎮静維持に用いることが可能であり、気化器設備のある施設では有効性と安全性を損なうことなく吸入鎮静導入を検討できる。

なぜ重要か

小児ICUでの吸入鎮静が静注ミダゾラムに非劣であることを示した初の多施設第3相RCTであり、PICUの鎮静薬選択と運用の幅を広げうる。

限界

  • 鎮静期間が最長48±6時間に限定され、長期転帰は評価されていない。
  • 症例数が限定的(n=96)で、2:1割付のため対照群が小さい。

今後の方向性

より長期の鎮静、他の静注鎮静薬(プロポフォール、デクスメデトミジン)との比較、人工呼吸期間、せん妄、神経発達などの転帰評価が望まれる。

研究情報

研究タイプ
ランダム化比較試験
研究領域
治療
エビデンスレベル
I - 評価者マスク化と事前規定の非劣性マージンを有するランダム化比較試験。
研究デザイン
OTHER