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急性呼吸窮迫症候群における線維化予防のためのピルフェニドン:PIONEER試験プロトコル

Contemporary clinical trials2025-03-17PubMed
総合: 82.5革新性: 8インパクト: 8厳密性: 9引用可能性: 7

概要

本多施設二重盲検RCTは、侵襲的人工呼吸を受けるARDS患者130例を対象に、最大28日間のピルフェニドンとプラセボを比較し、主要評価項目として28日の人工呼吸器非使用日数を用いる。副次評価にはICU/病院非在院日数、死亡、HRCTでの線維増殖指標、QOLを含む。

主要発見

  • ARDSに対するピルフェニドンを検証する初の多施設二重盲検プラセボ対照RCT(N=130)。
  • 主要評価項目は28日の人工呼吸器非使用日数、副次評価にはICU/病院非在院日数と死亡を含む。
  • ICU退室時にHRCTで線維増殖を評価。試験は登録済(NCT05075161)で、intention-to-treat解析を予定。

臨床的意義

現在登録中であることを踏まえ、試験外でのピルフェニドン投与は慎重であるべきである。効果が示されれば、HRCTや臨床指標に基づく早期の抗線維化療法がARDS管理に組み込まれる可能性がある。

なぜ重要か

有効性が示されれば、ARDS関連線維増殖を特異的に標的とする初の抗線維化戦略となり、人工呼吸期間短縮と転帰改善につながる可能性がある。

限界

  • プロトコル論文であり、臨床結果は未提示のため効果量や安全性は不明。
  • 症例数が比較的少なく(N=130)、死亡やサブグループ解析の検出力に限界。ARDSの不均一性が効果を希釈する可能性。

今後の方向性

有効性の示唆が得られれば、画像・バイオマーカーで線維増殖性フェノタイプを層別化した大規模第III相試験へ進み、投与時期・用量・肺保護的換気との併用戦略を検討する。

研究情報

研究タイプ
ランダム化比較試験
研究領域
治療
エビデンスレベル
I - ランダム化二重盲検プラセボ対照試験の設計(プロトコルであり結果は未公表)。
研究デザイン
OTHER