COVID-19関連ARDS患者における超低一回換気量換気の1年機能転帰への影響:ランダム化比較試験の長期追跡解析
総合: 77.0革新性: 7インパクト: 0厳密性: 0引用可能性: 0
概要
多施設RCT(VT4COVID)の長期追跡で、超低一回換気量はCOVID-19関連ARDSの1年死亡率を標準低一回換気量と比べ改善しませんでした。ULTV群では365日で認知機能が小さいながら有意に低下し、より高いPaCO2曝露が関与する可能性が示唆されました。
主要発見
- 10施設で215例をULTV(106例)対LTV(109例)に無作為化。
- 365日死亡率に有意差なし(46%対42%)。
- ULTVは365日における認知機能の小さいが有意な低下と関連。
- 試験は前向き登録(NCT04349618)、無盲検多施設デザイン。
臨床的意義
COVID-19関連ARDSでは、標準的低一回換気量を超える超低一回換気量の常用は、1年生存利益がなく高炭酸ガス許容に伴う認知機能低下の可能性があるため再考すべきです。
なぜ重要か
一回換気量を極端に下げる戦略の長期的トレードオフをRCTで明らかにし、生存利益のない一方で神経認知面の不利益の可能性を示したため重要です。
限界
- 無盲検デザインで一部生存者にアウトカム欠測がある。
- パンデミック期の実施によりケアのばらつきが一般化可能性を制限する可能性。
今後の方向性
肺保護と神経認知アウトカムのバランスをとるPaCO2目標を検討し、非COVID ARDSや神経保護介入併用下でのULTVを評価する必要があります。
研究情報
- 研究タイプ
- ランダム化比較試験
- 研究領域
- 治療
- エビデンスレベル
- I - 前向き登録と長期追跡を伴うランダム化比較試験。
- 研究デザイン
- OTHER