根拠に基づくスタチン開始のための薬剤師紹介を促進する:2つのクラスター無作為化臨床試験
総合: 82.5革新性: 7インパクト: 9厳密性: 9引用可能性: 8
概要
2つの実用的クラスターRCTでは、外来時の割り込みEHRアラートはスタチン処方を有意に増やさなかった一方、半自動の薬剤師紹介は処方率を16.4ポイント増加させた(31.6%対15.2%)。本ワークフローは薬剤師の活用により高リスク患者の予防ケアギャップを縮小できる。
主要発見
- 外来時の割り込みEHRアラートは通常診療と比べスタチン処方を有意に増加させなかった(15.6%対11.6%)。
- 半自動の薬剤師紹介は通常診療に比べ処方率を16.4ポイント増加させた(31.6%対15.2%)。
- 12施設で計1412例と1950例を登録し、平均10年ASCVDリスクは17.9%であった。
臨床的意義
割り込み型アラートに依存せず、半自動の薬剤師紹介による脂質管理を導入することで、高リスク患者への適切なスタチン処方を増やすことが推奨される。
なぜ重要か
心血管予防の要であるスタチンの実装を高める、即時導入可能な戦略を実用的RCTで示した点が重要である。
限界
- 単一の医療システムでの研究で外的妥当性に限界
- 評価は処方の増加であり、臨床イベントへの影響は未検証
今後の方向性
長期アドヒアランスと臨床アウトカムの評価、多様な医療システムや支払者へのスケール展開の検証が必要。
研究情報
- 研究タイプ
- ランダム化比較試験
- 研究領域
- 予防
- エビデンスレベル
- I - クラスター無作為化試験は実装介入に対する高品質なエビデンスを提供する。
- 研究デザイン
- OTHER