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身体醜形障害の有病率:系統的レビューとメタアナリシス

Journal of cosmetic dermatology2025-04-09PubMed
総合: 70.0革新性: 6インパクト: 8厳密性: 7引用可能性: 8

概要

本メタアナリシスは、形成外科患者で24%、一般集団で17%と高い身体醜形障害(BDD)有病率を示し、女性およびラテンアメリカで高率であった。審美・皮膚科診療におけるBDDスクリーニングの常態化が求められる。

主要発見

  • 一般集団で17%、形成外科患者で24%というBDD有病率を推定
  • 女性で高率、地域差がありラテンアメリカが最も高い
  • 複数データベース検索、Rを用いたメタ解析、JBI評価による系統的手法

臨床的意義

審美手術前にBDDQなどの妥当化済みツールでスクリーニングを行い、重症BDDでは施術を回避し、精神科への紹介体制を整備する。インフォームドコンセントでリスクを明確化する。

なぜ重要か

各診療領域でのBDD負担を定量化し、美容医療に精神科的スクリーニングと紹介体制を組み込むエビデンスを提供する。

限界

  • 診断ツールや横断研究による不均一性が大きい可能性
  • 美容クリニック由来サンプルで過大推定・選択バイアスの懸念、縦断データが乏しい

今後の方向性

研究間でBDD診断ツールの標準化を進め、審美クリニックでのスクリーニングから治療介入(段階的ケア)までの転帰評価を行う。

研究情報

研究タイプ
システマティックレビュー/メタアナリシス
研究領域
診断
エビデンスレベル
I - 横断研究のメタ解析による有病率推定に基づく総合的証拠
研究デザイン
OTHER