産後最初の6か月における自動インスリン投与(AiDAPT):事前規定の延長研究
総合: 77.0革新性: 7インパクト: 8厳密性: 8引用可能性: 8
概要
多施設RCTの事前規定延長で1型糖尿病女性57例を産後6か月追跡し、HCLは標準治療+CGMと比較して約70%の時間内割合を維持しました。産後もHCL継続が妥当であることを示します。
主要発見
- 産後延長(n=57)で、HCL群は6か月を通じて約70%の時間内割合を維持。
- 元試験の無作為割付を保持し、HCLと標準治療+CGMを比較。
- 主要評価は産後0–3か月、3–6か月、通期6か月のTIRで評価。
臨床的意義
妊娠中にHCLを使用していた1型糖尿病患者は、産後6か月間もHCLを継続することで目標に近い血糖管理を維持でき、継続使用が推奨されます。
なぜ重要か
1型糖尿病の産後管理における重要なエビデンスギャップを、ランダム化データで埋める高インパクトな研究です。
限界
- 産後の対象が57例と小規模で、適格基準の制約により一般化可能性が限定される可能性。
- 抄録では低血糖や患者報告アウトカムなどの詳細な副次評価が示されていない。
今後の方向性
より大規模かつ多様な集団で、母児転帰、授乳関連要因、低血糖負担、使用感、費用対効果を含む産後HCL使用の評価が求められます。
研究情報
- 研究タイプ
- ランダム化比較試験
- 研究領域
- 治療
- エビデンスレベル
- I - 産後の血糖管理を評価したランダム化比較のエビデンス。
- 研究デザイン
- OTHER