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妊娠中高血糖女性の産後再分類における1時間OGTTの有用性

Diabetes care2025-03-03PubMed
総合: 77.0革新性: 7インパクト: 8厳密性: 8引用可能性: 8

概要

369例の5年追跡で、産後3か月の1時間血糖が将来の糖代謝異常の最良予測因子であり、2時間値を上回り追加の高リスク者を同定しました。1時間OGTT導入により、産後の再分類率向上が期待されます。

主要発見

  • 産後3か月の1時間血糖は、2時間血糖で同時診断された70例中10例のみを見逃し、さらに96例を追加同定した。
  • 5年間の糖代謝異常累積発生は、3か月時の1時間血糖三分位で段階的に増加(P<0.0001)。
  • 予測モデルの適合度改善は1時間血糖が最大(CCI+16.1%)で、2時間血糖(+14.9%)を上回り、既往GDM群でも同様であった。

臨床的意義

産後約3か月の1時間75g OGTTを導入することで、リスク層別化と受診完遂率の向上が見込まれ、早期の予防介入につながる可能性があります。

なぜ重要か

妊娠関連高血糖後の将来糖尿病リスク同定において、より簡便かつ高い予測能を示す検査を提示し、実装上の課題を解決します。

限界

  • 単一コホートであり、異なる集団・医療体制での外部検証が必要
  • 1時間値の最適閾値や費用対効果の検討は示されていない

今後の方向性

多様な集団での1時間OGTT閾値の検証、産後検査完遂率を高める実装戦略の評価、2時間OGTTとの費用対効果比較の検討が求められます。

研究情報

研究タイプ
コホート研究
研究領域
診断/予後
エビデンスレベル
II - 前向きコホートでの縦断追跡と反復検査に基づくエビデンス
研究デザイン
OTHER