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非専門職による人工知能ガイド下肺エコー

JAMA cardiology2025-01-15PubMed
総合: 81.5革新性: 8インパクト: 9厳密性: 8引用可能性: 8

概要

多施設診断検証試験(n=176)で、AIガイダンス下の非専門職医療従事者は8ゾーンLUSの98.3%(95%信頼区間 95.1–99.4%)で診断品質画像を取得し、専門家取得像との差は統計学的に有意ではありませんでした(差 1.7%;95%信頼区間 -1.6~5.0%)。評価はブラインドの専門読影者により行われ、ITT解析が用いられました。

主要発見

  • AI支援THCPは診断品質のLUSを98.3%(95%信頼区間 95.1–99.4%)で取得。
  • 専門家取得像との品質差は有意差なし(差 1.7%;95%信頼区間 -1.6~5.0%)。
  • 多施設・ブラインド専門家評価・ITT解析に基づき176例を検証。

臨床的意義

呼吸困難や心不全、肺うっ血のトリアージにおいて、訓練された非専門職へのLUS取得のタスクシフトを可能にし、ベッドサイド超音波や遠隔読影体制のスケール化を後押しします。

なぜ重要か

AIによりLUS取得を標準化・民主化でき、資源の限られた現場でも高価値な心肺イメージングのアクセス拡大に資する可能性があるため。

限界

  • 下流の臨床アウトカム(治療変更や患者転帰)を評価していない
  • 訓練を受けたTHCPや参加施設以外への一般化は未検証

今後の方向性

臨床意思決定・転帰・費用対効果への影響評価、救急前や低資源環境を含む多様な現場での検証、遠隔超音波ワークフローへの統合が必要。

研究情報

研究タイプ
コホート研究
研究領域
診断
エビデンスレベル
II - 前向き多施設の診断検証(ブラインド専門家を基準)
研究デザイン
OTHER