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単一細胞マルチオミクスにより成人および小児敗血症の解剖学的部位特異的免疫特性が明らかにされた

Nature immunology2025-12-04PubMed
総合: 90.0革新性: 9インパクト: 9厳密性: 9引用可能性: 9

概要

本研究は、単一細胞転写、免疫受容体配列、CITE-seq、バルクRNA、プロテオミクスを統合した大規模ヒトコホート解析により、成人と小児の敗血症において感染部位が免疫プログラムを規定し、NR4A2関連シグネチャを含む特徴的な状態を示すことを明らかにした。部位特異的免疫状態と候補バイオマーカーの参照地図を提供する。

主要発見

  • 281例を対象とした単一細胞・血漿マルチオミクス統合により、感染部位特異的な免疫プログラムを同定した。
  • 敗血症免疫状態の中にNR4A2関連の免疫シグネチャを見出した。
  • 成人と小児で共通の特徴を共有しつつ、感染源および年齢に依存した免疫差異が示された。

臨床的意義

感染巣に基づくリスク層別化と標的診断を支援し、免疫エンドタイプに基づく試験設計や精密免疫調整の指針となりうる。

なぜ重要か

部位特異的な免疫エンドタイプを多層オミクスで解明し、年齢層を超えた機序的層別化とバイオマーカー探索を可能にするため。

限界

  • 横断的プロファイリングであるため因果推論に制約がある
  • 外部検証や臨床的有用性のしきい値に関する詳細が抄録からは不明

今後の方向性

部位特異的免疫エンドタイプの前向き検証による標的治療の実装と、臨床応用可能なバイオマーカーパネルの開発。

研究情報

研究タイプ
コホート研究
研究領域
病態生理
エビデンスレベル
III - 無作為化のない観察コホートに基づく多層オミクス研究
研究デザイン
OTHER