重篤な新生児感染症に対する短期またはバイオマーカー指標の抗菌薬期間:非劣性メタアナリシスの集成
総合: 77.0革新性: 7インパクト: 8厳密性: 8引用可能性: 8
概要
26件のRCTで、培養陽性新生児敗血症における7–10日間の抗菌薬は、死亡・再発に関して長期療法に非劣性でした。バイオマーカー指標の期間も死亡・再発で非劣性でした。証拠の確実性は一部低〜非常に低であり、慎重な実装のもとでスチュワードシップを支持します。
主要発見
- 培養陽性新生児敗血症(7 RCT)では、7–10日間療法は28日・院内死亡で長期療法に非劣性(95%CI上限がMCID以内)。
- 培養陽性再発(+0.75% vs MCID 3%)および培養陰性再発(+4.7% vs MCID 5%)で非劣性を満たした。
- バイオマーカー指標の期間(5 RCT)も死亡と再発で標準期間に非劣性。
臨床的意義
培養陽性新生児敗血症では7–10日間、またバイオマーカー指標による中止戦略の導入が検討可能で、転帰を損なわずに薬剤曝露と耐性リスクを低減し得ます。
なぜ重要か
新生児敗血症における抗菌薬期間最適化に関する無作為化エビデンスを統合し、耐性対策と資源利用の観点から高い臨床的意義があります。
限界
- 一部アウトカムの確実性が低〜非常に低で、不均質性が存在
- 抄録の一部が途切れており、培養陰性敗血症の詳細結果等が不完全
今後の方向性
定義とバイオマーカーアルゴリズムを標準化した大規模多施設RCT、実装研究(安全性、耐性、費用影響)を推進すべきです。
研究情報
- 研究タイプ
- メタアナリシス
- 研究領域
- 治療
- エビデンスレベル
- I - 無作為化試験のメタ解析による最上位の統合エビデンス。
- 研究デザイン
- OTHER