内分泌科学研究四半期分析
2025年第4四半期の内分泌学は、臨床的に実装可能な心腎代謝治療と疾患修飾に向けた機序的青写真に収斂した。初のクラスの臨床進展として、治療抵抗性高血圧における有意な降圧を示したアルドステロン合成酵素阻害薬(バクドロスタット)と、重度高トリグリセリド血症で急性膵炎を減少させたAPOC3アンチセンス薬(オレザルセン)が挙げられる。トランスレーショナル腎臓病学では、抗体による概念実証が得られた微生物叢由来ペプチド(corisin)と、足細胞アポトーシスを糖尿病性腎症進展へ結び付ける栄養‐代謝軸(BCAA–PKM2)が前進を牽引した。β細胞保護は、ヒト膵島の回復トランスクリプトームとTRAF6主導のマイトファジー節点から示唆が強まり、実臨床ではMDI療法に対するベイズ意思決定支援の無作為化検証がケアの実用化を押し上げた。横断的テーマとして、エクソソーム性CtBP2が老年学シグナルとして、Adig–セイピン脂肪滴軸の構造地図が代謝領域の創薬標的の裾野を拡げた。