急性呼吸窮迫症候群研究月次分析
2026年6月のARDS研究は、疾患修飾が可能な軸として鉄依存性細胞死と自然免疫エフェクターに収斂し、マクロファージFTH1によるフェロトーシスおよびNINJ1介在のNET放出が中核テーマとして浮上しました。さらに、好中球イタコン酸が肺胞マクロファージのKDM5Bを介してクロマチンを再構築する「代謝物→エピゲノム」経路が示され、免疫代謝を薬剤化可能なレバーとして再確認しました。臨床面では、大規模実践的RCT(スガマデクス対ネオスチグミン)が術後肺合併症を小幅に減少させ、一方でPROSPERO登録の総説は敗血症関連肺障害予測モデルの限界を明らかにし、TRIPOD準拠かつ外部検証済みツールの必要性を提示しました。ベッドサイドでは、エネルギー指標に基づく換気メトリクスや肺胞CLEなどの微細イメージングが進展し、表現型特異的管理の洗練に資する可能性が示されています。