敗血症研究月次分析
6月の敗血症研究は、実装可能な標的(宿主反応の制御点)へと収束しつつ、実臨床を変えうるランダム化試験のエビデンスを提示しました。機序研究では、ERストレスに由来する過炎症の要(IκBζ–XBP1s/Regnase‑1軸およびDAPK2–HSPA5–IRE1α軸)が強調され、週次スコアの正規化と新しい週の重み付け(recency weighting)を適用した再ランキングでも最上位に位置づけられました。臨床試験では、MSSA/PSSA菌血症に対するより腎安全性の高いβラクタム(セファゾリン、ベンジルペニシリン)と、培養陰性早発発症新生児敗血症での個別化短期療法を支持する多施設・適応型RCTが示されました。これらを補完する形で、中枢神経内分泌・神経炎症機序、精密免疫エンドタイピング、およびプレセプシンや血中微生物cfDNA標的シーケンス、LLM活用の診療プロセス改善など、診断・実装面の前進が報告されました。